フロリストマイスター・ヨーロッパ日記

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ドイツの花屋レポート

日本語サボテン。ラテン語カクテーン。

花の名前の世界の共通語は、ラテン語です。英語じゃないのでお気をつけください。

ドイツで花の仕事に就きたいなら、ドイツ語での花の名前とラテン語での花の名前の両方を覚えなくてはいけません。そのうち日本語の花の名前忘れます(T_T)

日本で出版されている花の本には、日本語と英語の花の名前だけしか載せていないものも多いのですが、できればラテン語をのせるべきじゃあないかいなあ。。。

さて、このサボテンの飾り方。なんとなくこうやって飾っているようにみえますが、

おそらくこの制作者の意図はサボテンの表面構造を生かすことです。

よーく見てくださいね。このサボテンの棘の周りを覆っているふわふわしたものと、器に使っている布製の花器カバーの表面のさわり心地感が統一されています。

両方とも中途半端なざらふわ感(笑)ここに着眼したサボテンセットだと思います。

観葉植物を贈る時に見落としがちですが大切なのは器とのコーディネイトです。どれだけその植物とマッチするもしくは室内空間とマッチする器で植物を支えるのか?

日本では植物を贈る際に、ラッピングが豪華ならそれでOKみたいな風潮がありますが

本来ラッピング単価は安いものなので(所詮紙です)観葉植物をお部屋に飾るときは

その植物と、器と、空間がどれだけ違和感なくトータルで美しいかを考えてみてください。くれぐれも、ラッピング紙にまどわされませんように・・・

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